解体工事におけるアスベスト①【淡路の解体工事ブログ】

2023年6月29日更新

解体工事におけるアスベスト①【淡路の解体工事ブログ】

洲本市池田にお住まいの皆様こんにちは！

淡路の解体工事『クリーンアイランド洲本インター店』です！

淡路の皆様はいかがお過ごしでしょうか？

今回は、【解体工事におけるアスベスト①】についてご紹介していきたいと思います。

解体工事でよく聞くアスベスト

解体工事の際や建築の現場などでよく耳にするアスベストについてご存知でしょうか？
２００６年にアスベストの使用は禁止されましたが、現在でもまだアスベストの問題は残っています。
使用が禁止になる前に建てられた家屋に住む人にとっては、アスベスト問題は現在進行系のものでしょう。アスベストを使った家屋や建物は人体に悪い影響をあたえる可能性があります。 ここでは、建築物に使用されたアスベストが人体に及ぼす影響とアスベストの除去の流れなど紹介いたします。

アスベストとは

アスベストという言葉は聞いたことはあるけどアスベストについてはよくは知らない。そんな方は多いのではないかと思います。
アスベストは、石綿（いしわた、せきめん）と呼ばれる無機繊維状鉱物です。つまりは天然の鉱石が繊維状に変形したもののことです。
アスベストは耐熱性や耐久性、電気絶縁性などに優れているうえ非常に安価なために《奇跡の鉱物》と呼ばれ、建設資材をはじめとして自動者や電気製品など様々な用途に使用されてきました。

アスベストの危険性

家屋や建物を解体工事する際には、アスベストが使用されているかどうかを事前に把握しておく必要があります。きちんと把握しておかないと、トラブルなどになってしまう場合もあるのです。
《奇跡の鉱物》と呼ばれていたアスベストなのですが、現在では使用が禁止になっています。なぜなら、人体や環境などに有害だということが認められ、発がん性などが問題になったのです。

アスベストの繊維は非常に細く大量に飛散しないと肉眼ではよく見えないので、気づきにくいという特性があります。アスベストがあるだけで問題というのではなく、飛散したアスベストを吸い込むということが問題になっているのです。

気づかないうちにアスベストを吸い込んでしまった場合、痰に混ざってその一部は体外に排出されますが、大量に吸い込んでしまった場合や、アスベストが大きなケースでは除去がされずに肺の中に残り続けてしまうといわれています。

アスベストの吸引をすることによる疾患

飛散したアスベストの繊維を吸引してしまうと、肺がん、石綿肺、悪性中皮腫などの疾患を発症してしまう可能性があります。
アスベストに関連している疾患は長い長い潜伏期間のあとに発症、発病するケースが多く、３０年以上が経過してから発病したという例もあります。

アスベストが含有した家屋や建物の放置

アスベストは飛散したものを吸い込まなければ大丈夫。それなら現在、住んでいる家は壊れてもいないし問題はないだろうと思いますが、それは間違いです。
アスベストを使用した家屋や建物を放置した場合、老朽化した時にアスベストが近隣周辺に飛散してしまうことになるのです。
アスベストを処理するためには専門の業者が適切に処理をする必要があります。正しく処分をしないとアスベストが近隣に飛散していまって、たくさんの人々の健康に悪影響を及ぼししまう可能性があるのです。

このような間違いが起こってしまってからでは遅いのです。建築物にアスベストが使用されている可能性のある場合には、適切なアスベスト調査を行い、処理をする必要があるでしょう。

家屋や建物におけるアスベスト含有の可能性

アスベストは家屋や建物のどこに使われているのでしょう。見ただけではアスベストが含有されているかどうかはわかりませんよね。アスベストを使っている可能性がある箇所の判断の方法を紹介いたします。

建築年数から見る

アスベストの規制は年を追うごとに強くなり、現在では一切使用することを禁止されています。そのため家屋や建物の建築された年からある程度絞り込むことが可能となります。建築年数が古ければ古いほど規制が緩かったためにアスベストの使用している可能性としては高くなるでしょう。
１９７５年にはアスベスト含有量５％以上の吹付け作業が禁止され、１９９５年に含有量１％以上の吹付け作業が禁止されました。
２００４年には含有量が１％未満の白石綿（クリソタイル）以外の製造、輸入、提供、譲渡、使用が禁止され、２００６年にはアスベスト含有量０．１％以上の製造、輸入、提供、譲渡、使用が禁止されました。

アスベストが使用されている可能性がある箇所から見る

アスベストの使用は家屋や建物の全体に及ぶというわけではありません。アスベストが使用されている可能性の高い箇所は何箇所かあり、それらは建築された時期により異なります。代表的なアスベストの使われている可能性が高い箇所を紹介いたします。

屋根

メーカーによって呼び名などは異なりますがスレート瓦と呼ばれている屋根材などはアスベストとセメントを混ぜて使っている可能性があるでしょう。
アスベストが含有されているスレート瓦の発じん性としては低く、飛散しにくいとされていますが、解体工事の方法や産廃処理をする方法が決まっていて、個人で勝手に処分する事はできません。

外壁

サイディングやスレート波板と呼ばれる外壁材はスレート瓦と同様にアスベストが含有されている可能性が高いでしょう。

断熱材

配管やダクトに巻かれている断熱材もアスベストが使われている可能性が高いでしょう。

吹付け材

アスベストの特性である耐熱性を活かして使われている可能性が高く、解体工事の際に飛散しやすい箇所でもあります。

内装材

壁の下地に使用されているパーライト板や壁や天井などに使われているケイ酸カルシウム板などにもアスベストが含有している可能性が高いでしょう。

アスベストの有無を確認

それでは家屋や建物にアスベストが含有している可能性のチェックをしてみましょう。用意するものは《建築時の施工図、材料表》です。吹付けの作業を行った時期などがわかれば、アスベストを含んでいるかどうかの可能性のを判断することができます。

１９５６年〜１９７５年には一般的に耐火被覆に吹付けアスベストが使用されていました。アスベストの含有率は鉄骨耐火被覆用では約６０％、吸音、結露防止用は約７０％でした。

１９７５年に吹付けアスベストの禁止がされた以降は、吹付けロックウールに切り替わったのですが、１９８９年まではアスベストの含有率が５％以下で混ぜて使われていました。

しかし、この時期に建てられた家屋や建物でも、必ずしもアスベストを含んでいるというわけではないので、アスベストが含有している可能性のひとつの目安として扱ってください。

まとめ

今回は、【解体工事におけるアスベスト①】についてをご説明いたしました。

解体に関してご相談・お見積もりは、是非一度、クリーンアイランド洲本インター店にご相談ください。

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