解体工事する前に知っておくべき事

解体工事する前に知っておくべき事があります。ここで紹介する内容は解体工事をする前にぜひ確認しておくことをおすすめします。

解体工事する前に知っておくべき事1⃣《再建築不可》になっていないかどうかを確認する

解体工事をしようと考えている建物が建っている土地が現在は《再建築不可》になっていないかどうかの確認をしましょう。

土地によってですが、建物を解体工事すると、そこに新たに家を建てる事ができなくなってしまう場合があります。

家を建てた当時は《建築可》であった土地ですが、家を建てた後に法が変わって現在は《再建築不可》となっているケースがあるのです。このような場合には、建物の解体工事をすると新たに家を建てることができなくなってしまうのです。

解体工事をしようと考えている家が建っている土地が現在《再建築可》になっているかどうか、家を解体工事して更地にする前にしっかりと確認をしておくことをおすすめします。

解体工事する前に知っておくべき事2⃣《市街化調整区域》に指定されていないかどうかを確認する

現在《市街化調整区域》に指定されていないかも確認しましょう。建築物を建てる時にどのような建物であれば建てられるか、を決める《用途地域》という規定があります。

この《用途地域》に含まれていない、つまりは住宅を建てる事ができない区域が《市街化調整区域》なのです。これは宅地化などの開発による市街化の抑制をするために決められた区域なのです。この《市街化調整区域》では基本的には開発が制限されているために、住宅を建てることはできません。

基本的に農地は住宅建築の規制をする《市街化調整区域》になっている場合が多いので注意が必要でしょう。

解体工事する前に知っておくべき事3⃣建物を解体工事すると納める税金の額が増える

建物の解体工事をする事で、納める税額が増えてしまうということを覚えておきましょう。

家が建っている土地では、《固定資産税 》や《都市計画税》の軽減措置を受けることができます。住宅用の建物のある土地については２００㎡以下の部分で固定資産税が１／６に、都市計画税は１／３に減額されるという制度があるのです。

建物の解体工事をしてしまうと、この軽減措置を受けることができなくなり、《固定資産税》や《都市計画税》がもとの税額に戻るために、納める税額が増えてしまうのです。土地が売却できるまでの間、この高くなった税額を納め続ける必要があります。